【書評】自分って何がしたいんだろう、と悩んでいる人へ『PLAY WORK』(ピョートル・フェリクス・グジバチ)

Book

こんにちは、Ryoです。

今回は、ピョートル・フェリクス・グジバチさん著の『PLAY WORK』についてまとめてみました。

以下のような人におすすめします。

・生き生きと仕事をしたい

・自由に仕事をしたい

・自己実現を達成したい

・本当の自分がやりたいことを知りたい、したい

著者はどんな人? ピョートル・フェリクス・グジバチさん

本名 Piotr Feliks Grzywacz さん、プロノイア・グループ株式会社の代表取締役です。

ポーランド出身で2000年に来日し、いくつかの会社を経て、2015年に独立し現職。

元々は言語学者だったそうですが、現在では、人材育成、組織開発、リーダーシップ開発に取り組んでおられます。

Googleで人材開発を担当していたこともあり、関連本が他にも出ています。

どんな本?

そもそもPLAY WORKってどういう意味?

PLAY WORKとは 遊びながら働く という意味です。

仕事とプライベートの垣根をなくし、オンとオフに境目がなくなるということ。

「自分が何を実現したいか」を常に念頭において行動していると、自然と遊び上手・働き上手になっていきます。

仕事の生産性がグングン高まる?

本書のタイトルに書かれていますね。この本の読者の最終的な到達レベルです。

仕事って、生きるためにするもの、家族を食べさせるために仕方なく、

なんとなくしなければいけないものだから、などなど

しょうがなくやっていたり、なんとなく取り組んでいたり、という人が少なくはありません。

働き方改革で多くの会社が残業時間を削減しようと取り組んでいます。

ただ、時間を削減することが改革ではありません。

仕事=嫌なこと、という前提の元無理やり時間を削っているだけです。

では、どうするのが最適なのか。

仕事=嫌な時間ではなく夢中に慣れること、楽しいこと

と捉えた方がみんな幸せになれると思いませんか。

じゃあ具体的にどうすればいいのよ

楽しい環境、楽しい仕事は誰かが与えてくれるわけではありません。

自分で変えられるわけないじゃん、結局無理じゃん、、、

と思いたくもなりますが、自分自身で変えていくしかないのです。

必要なのは、以下の4つのステップ!のみ!

  1. 自己認識(Self-awareness) – 自分のことを深く理解する
  2. 自己開示(Self-disclosure) – 自分のことを周囲の人たちに開示する
  3. 自己表現(Self-expression) – 他者や社会に対して価値を提供していく
  4. 自己実現(Self-realization) – 自分にしかできないことを実現する

本書では上記の4つのステップを章ごとに解説しています。

ピョートルさんや実際の従業員との会話や体験を通して具体的に語られているため、

ステップを登っていく様子が擬似体験できます。

自分自身への問いかけに答えられるか

自分は何者?

4つのステップ、全てが非常に大切で重要なのですが、

私が個人的に思うのは、一番初めのステップである自己認識をしっかり行うことが非常に重要、ということ。

まず自分自身を知らなければ、開示どころか表現ができないのです。

とても簡単で当たり前なことですが、ここはおろそかにしてはいけない。

「あなたは何者ですか?」

もし自分がこの質問をされたら、何と答えるだろうか。

一瞬、何言ってんだこの人、と思うかもしれません。

でもこの一見抽象的で捉え所のなさそうな質問にしっかり答えることができれば、もはや自己認識は終わっていると思います。

自分が何が好きで、何がしたくて、何の仕事をして何を達成したいのか。

すっと答えられる人は少ないと思います。

組織から求められていることやミッションは、自分自身のやりたいことではありません。

勘違いをせず固定観念を捨てて考えてみましょう。

やりたいことが見つかる魔法の質問も紹介されています。

「子供の頃は何に興味がありましたか?」

「学生や新入社員の頃、将来はどんなふうに活躍したいと思っていましたか?」

なぜ?の質問で深掘り

「あなたは仕事を通じて何を得たいですか?」

「人生で大切にしていることは何ですか?」

「これまでで仕事に一番やりがいと感じた仕事は何ですか?」

などなど、自分自身にぶつけられる質問はたくさんあります。

この自分自身への質問に答える形で自分を知っていくのです。

その際、注意すべきはネガティブな質問をしないこと。

ポジティブな質問をすることで、前向きな気分で物事を考えられます。

これは普段の同僚との会話でも同様です。

ポジティブな話し方や問いかけによって、自分の発言に自信や誇りをもつことができるのです。

自分を知ることができた!もっと自分を知ってもらおう

多くの日本人が苦手とする自己開示・自己表現

私も苦手です。変に思われたらどうしよう、とか考えると何も言えなくなります。

でも「言わない」=「思っていない」と上司や同僚に思われるのは避けたい。

気軽に話せる環境がある方は、普段から自分のやりたいことを伝えられているのかもしれません。

それは本当に素晴らしいことで、

「自分はこのように考えていて、○○がやりたいから、こういうことをします!」

ということが伝えられるだけでチャンスが巡ってくるのです。

話すのが苦手ならまずは挨拶から、

また本書でも紹介されていたように、さりげなく興味のある本をデスクに置く

というのも自分を知ってもらう一つの手です。

私は明日からやろうと思います(笑

自分にしかできないことは必ずある

自分にしか提供できない価値は必ずあります。

そのためにもこの自己実現のステップが必ず役立つと思います。

楽しくないことを楽しくする。やりたいことをやる。

みんなが幸せになれるヒントが詰まっています。

表紙のう●こ

最後に衝撃的なサブタイトルをつけてしまいましたが、

表紙に登場しているう●こをかぶって、うん●を持っている人です。

「うんちマン」として活動している小関昭彦さんという方だそうです。

著者が真っ先にPLAY WORKを実践していると思い浮かべるのがこの方(笑

衝撃的な姿です…。

まさに面白がりながら仕事をしている!

そうすると周りの人も面白がりながら話を聞くようになる。

うんちマンほどではないにしろ、楽しんで仕事をしていると魅力的にうつります。

みなさんも第二のうんちマンになりましょう!

(おかしな終わり方になってしまったけど、問題なし 笑)

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